南の風(平吉毅州) [平吉毅州]
曲集名 | 「こどものためのピアノ曲集 南の風」 |
作曲者 | 平吉毅州 |
出版 | 「こどものためのピアノ曲集 南の風」(カワイ出版) |
CD | 「南の風」(朴久玲/ビクター) |
こどもたちの好奇心をくすぐるようなユニークなタイトルがつけられています。
「虹のリズム」よりも,技術的には易しいものが多いですが,
フレージング,アーティキュレーションなどに十分気をつけて
音楽的に弾ける生徒に与えたい曲集です。
【楽譜】
こどものためのピアノ曲集 南の風 (こどものためのピアノ曲集)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 株式会社河合楽器製作所・出版事業部
- 発売日: 1998/12/10
- メディア: 楽譜
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 2,520 円
曲名 | レベル | 演奏時間 | 調 | 解説・演奏のヒント | |
1 | 夕顔の花が咲いたよ | A+ | 1:00 | F dur | やさしく 左の三和音の上にメロディを歌う。途中左手にもメロディが。フレーズ感を大切に弾きたい。 |
2 | さようなら | A+ | 0:40 | e moll | やさしく 切なく美しいメロディ。息の長いフレーズで。 |
3 | ルルの子守唄 | A+ | 1:00 | F dur | やさしく 透明感のある響きで。1・1・2小節のフレーズを感じて。 |
4 | 月夜のコロボックル | A++ | 0:40 | E dur | 明るく、活発に 軽やかなスタッカートで,元気よく。#4つで転調もあるので,譜読みに十分注意する。 |
5 | 北国のおはなし | A++ | 1:10 | a moll | やさしく イ短調とハ長調の音階の練習。ストーリーと流れを大事に。 |
6 | 菜の花がゆれる | A++ | 1:00 | C dur | やさしく,ゆれるように 「ゆれる」感じをよく出して。柔らかい雰囲気を大切に。 |
7 | カンガルー一家のピクニック | B | 0:50 | A dur | あかるく、はずんで 明るく楽しい一曲! スタッカート,スケールなどテクニックを要求される。和音はぎっしり中身の詰まった音とタッチで。 |
8 | 波のたわむれ | B | 1:15 | C dur | やさしく 右手の波と左手の波が会話をしているように。 |
9 | ロバート・シューマンの夢を見た | A++ | 1:00 | D dur | 流れるように シューマンの「最初の悲しみ」のリズムからヒントを得たことは一目瞭然。アコーギクの表現の仕方をよく考えて。 |
10 | どんぐりが踊ってる | B | 1:10 | C dur | 明るく,元気よく 可愛らしい一曲。歯切れのよいスタッカートが持ち味なので,洗練されたタッチを必要とされる。 |
11 | 悲しい夢 | B | 1:15 | h moll | 悲しげに 「表現」の難しい曲。常にmolto legato,espressivoが要求される。 |
12 | 蛙の親子がポカポカ散歩 | A++ | 1:15 | G dur | のどかに ユーモラスな作品。アーティキュレーションを大切に。 |
13 | チロのお葬式 | A+ | 1:10 | d moll | 悲しげに 可愛がっていた子犬を亡くした悲しみ。重くなりすぎず,子どもらしくシンプルに表現したい。 |
14 | 四月のセレナーデ | A++ | 0:50 | B dur | やさしく 美しいレガートで,しなやかに歌いたい。 |
15 | スタレガ・ラプソディ | A++ | 1:30 | B dur | 活発に 弾くのが楽しい一曲。「スタレガ」とはスタッカートとレガートのこと。(作曲者の造語でしょうか?) |
16 | サヴァンナをゆく | A+ | 1:25 | c moll | おちついて 静かな中にもドラマのある作品。よく考えられた強弱の表現が必要。アーティキュレーションを正しく。 |
17 | メトロノームのティータイム | B | 1:30 | G dur | 軽くはずんで 楽しい作品。あくまでも2分の2拍子。4分の4にならないよう気をつける。やや難易度の高い曲。 |
18 | 子猫の午睡 | A++ | 0:45 | As dur | 流れるように けだるさを出しつつも,なめらかさを失わないように。シンコペーションにアクセントはつけないこと。 |
19 | 骸骨達の陽気な行進 | B | 1:00 | G dur | 歯切れよく リズムの楽しい曲。スタッカートは手首からではなく,指先の軽やかさで。 |
20 | 見捨てられた小舟 | B | 1:30 | g moll | 流れるように 舟歌のリズムに乗って。右手と左手のメロディの重なりを美しく。 |
21 | 秋の舟歌 | A++ | 1:40 | fis moll | ゆれるように 4分の5拍子のリズムを常に感じて。その上に右手のメロディをゆったりと歌わせる。 |
22 | 赤い月とこびとの踊り | A+ | 1:15 | a moll | 少しおどけて、しかし、 不思議な魅力のある曲。中間部はメロディと内声のバランスに気をつけて。 |
23 | 南の風 | B+ | 1:30 | D dur | やさしく、さわやかに この曲集のタイトルにもなっている曲。曲調としては「四月のセレナーデ」に近い。左手,重音のレガートはよく練習。 |
24 | ジャングルの闇の中に | B | 1:25 | f moll | おちついて 怪しげな雰囲気を楽しみたい。譜読みは十分に気をつけて。 |
25 | つくしんぼうがうたった歌 | B++ | 1:30 | Es dur | 軽やかに 譜読みに苦労しそうな一曲。作曲者のコメントにもあるように,まずは分散和音をコラールの形で練習し,和声進行を覚えてから。 |
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