叙情小曲集 第1集 Op.12(グリーグ) [グリーグ]
曲集名 | 「叙情小曲集 第1集 Op.12」 |
作曲者 | エドヴァルド・グリーグ |
出版 | Lyric Pieces Volume I, op.12 (Henle) 叙情小曲集1(音楽之友社) ※第1集から第5集まで収録。 ※全集(全66曲)は,Peters,Doverから出版されています。 |
CD | 「グリーグ:叙情小曲集全集」(舘野泉/東芝EMI) |
ノルウェーの偉大な作曲家,グリーグが,愛するピアノのために書いた
全66曲にのぼる「叙情的小曲」は,10巻に分けられて出版されています。
グリーグの優しい人柄を思わせる親しみやすいメロディ,美しい和声,
北欧の空気を感じることのできる,素朴で新鮮で,そして愛すべき曲ばかりです。
第1集は,「アリエッタ」「ワルツ」「妖精の踊り」など,
耳なじみのある,小品8曲からなります。
【楽譜】
【CD】
曲名 | レベル | 演奏時間 | 調 | 解説・演奏のヒント | |
1 | アリエッタ | B | 1:15 | Es dur | Poco andante e sostenuto この曲集の幕開けにふさわしい優しさに溢れた小曲。書法はシューマン風。左から右へ受け渡される内声をなめらかに。 |
2 | ワルツ | B | 1:35 | a moll | Allegro moderato 「サウンドツリー」7巻に収録。北欧風なのでしょうか,不思議なメロディが印象的なワルツ。 |
3 | 夜警の歌 | A++ | 2:35 | E dur | Molto Andante e semplice 技術的には易しい。温かみのある夜警の歌と「夜の幽霊」を表しているという中間部のコントラストを表現したい。 |
4 | 妖精の踊り | B+ | 1:00 | e moll | Molto Allegro e sempre staccato できるだけ急速に,妖精の足取りのように軽やかな指先のタッチで。これも「ピアノのステージ」という古い教材に収録されていた曲なので,カワイっ子には懐かしい一曲。 |
5 | 民謡 | B+ | 1:20 | fis moll | Con moto マズルカを思わせる土くさい民謡。農民の歌だろうか。 |
6 | ノルウェーの旋律 | B | 0:50 | D dur | Presto marcato これは舞曲。D durの主部は堂々と,d mollの中間はppですばしっこい感じ。fzやアクセントを多用している。 |
7 | アルバムの綴り | B | 1:40 | e moll | Allegretto e dolce 右手と左手でのメロディの掛け合いを何度か繰り返して終わる,単純な構成の曲。 |
8 | 祖国の歌 | B | 1:25 | Es dur | Maestoso グリーグが,自らの祖国ノルウェーを讃える作品。Maestosoで高らかに歌われる。 |
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